生活の変化や人間関係の変化が強迫性障害を悪化させる?

強迫性障害は「自分の頭ではわかっていてもある一定の行動が止められなくなる」といった症状がみられます。この強迫性障害はパニック障害と同じように罹患者数は増加傾向にあるように思います。それはなぜなのか?

 

精神疾患は主に対人関係の中で起こるといわれています。うつ病もそう。社会不安や視線恐怖。適応障害もそうですが、パニック障害や強迫性障害もそうだということは私個人としてはあまり認識されていないように感じます。

 

強迫性障害は自分ややっていることへの不信感(自分の思考や行動に自信が持てない)時に症状を悪化させる人が多く見受けられ、また、パニック障害は周りの人や環境への不信感(人が信じられない)時に症状が出るといった傾向があるようです。

 

では、それらの症状が出るきっかけは何なのか?と言われるとそれはその症状を持つ人にしかわからないものです。だからと言って何もせず苦しいままでは解決しません。辛いのは本人です。周りにいる人は、特にそのような経験のない人にとっては「何がそんなにつらいの?」と疑問に思うでしょうし、毎回「「辛い」と言われてもどうしてよいのかもわからないと思います。

 

確かに悩みを友人知人や両親兄弟に打ち明けることは意味があります。しかし、理解されず逆に「気のせいだ」「弱いからだ」と否定されてしまっては症状を悪化させるだけです。

 

春は環境が変わりやすい時。人間関係も例外ではありません。そのような状況で人と関わらないとすれば誰かに理解されるチャンスを捨てることにもなりかねませんし、何より一人で悩みを抱え込むことが精神疾患を持つ人にとってはあまり良いことではないのです(重度のの時は状況によります)。

 

もしあなたが「症状が悪化している」と感じるならば、しかるべき医療機関で治療を受ける、またはカウンセリングなどで改善を目指すなどの行動を勇気をもってやってみませんか?

 

辛いまま放置では何も変わらないのです。

 

 

 

「わかばカウンセリングルーム」の公式ラインではイベントの開催予定やコラムなどを発信しています。

 

公式ライン@「わかばカウンセリングルーム」
友だち追加

お申し込み、お問い合わせは24時間受付けています。

ご予約・お問い合わせはこちら