話をする事~カタルシス~

「カタルシス」とはもとはアリストテレスが「詩学」に書き残した悲劇論からきています。それを精神分析学の創始者でもあるジグムント・フロイト氏が「悲惨な話を聞いて泣くこと」を治療にあわせて用い、心の苦しさを取り除く作業の事を「カタルシス」と呼んだのが始まりです。つまり、自分の心の中にある苦しみや悲しみ、人には到底話すことが出来ないような事や感情を「語る」ことで気持ちの整理をつけていく(専門用語では浄化といいます)という事です。

 

人は誰しも他人には言えないことの一つや二つはあるでしょう。そのことが今の自分を苦しめているのであれば、悩みを相談して「心の内を語る」ことは大切なことなのです。人に話せない事だからこそ苦しむのであって、そこに原因があるのであればそれは話すべきです。もちろん「秘密は守られる」という絶対的な安心のもとに・・・それで今の自分の気持ちが軽くなるのであれば・・・誰にも打ち明けられない事ならなおさらカウンセラーを利用してもよいのではないか、と私は思います。

 

 

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