「ほほ笑みうつ」が怖い理由
いつからか「ほほ笑みうつ」という病名ではないのですがある一つの症状としてこの言葉が聞かれるようになりました。もう何十年も前からではありますが、このほほ笑みうつの状態がどのような状態でどのようなリスクを抱えているのかを聴く機会はめっきり減ったように感じます。
そもそもほほ笑みうつとは症状です。うつ病(気分障害のひとつ)という病名とは違います。そして決定的に違うことはうつ病は表情に乏しくなりがちで落ち込んでいるさまが見て取れると言う事なのに対し、ほほ笑みうつは表向きは笑顔で元気。とても悩みを抱えているようには見えにくいのですが心の中は正反対に虚ろで元気がなく喜怒哀楽が感じにくい、さらには感情さえも分からないといった状況があったりします。
そう、他人からの見え方が全く違うのです。だからこそ「あなたは大丈夫そうね」と決めつけられ本当のつらさや苦しさに気づいてもらえにくいのです。ではそのまま放置してしまったらどうなるでしょうか。体はだるい、でも笑ってごまかせてしまう。心は助けを求めていても誰も気が付いてくれないし助けを求められる空気でもない。嫌なことがあっても泣くこともできずにただ笑って誤魔化すのが限界。そうやって助けを求められない、信じてもらえない。自分でも笑って過ごす以外の方法が浮かばないとなれば改善どころか悪化するだろうということは想像できますよね。
でも、気分障害を患っている人の中の一定数はこの「ほほ笑みうつ」のような症状に悩まされ、これしか表現できずにじっと耐えるしかないとこらえてしまっている人がいるのです。もし「自分もそうかもしれない」と少しでも思うのであればどうか誰かに助けを求めてください。それが家族であっても友人であっても、恋人や会社の上司部下でもいい。でもそういう身近な人に知られたくない・相談できないとかえって悩みを大きくしているのでしたらぜひカウンセリングも検討してみてください。
どこかに解決の糸口はありますから。
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