就活うつ

大学も4年生になると就職活動も盛んになっていきます。今の時期は相手企業に面接のアポイントを取ることに忙しいことでしょう。

 

しかし、最近になって私にとって嫌なニュースを見ました。それは企業が面接の際にあえて面接官が学生に対して暴言とも取れる言葉を浴びせたり、個人を否定し「あなたにはこの仕事は絶対無理だから辞退しなさい」とか「あなたの志望動機はいい加減なものだ。

 

そのような人は採用するつもりはないからやめておきなさい」などと否定的なことを言い、学生の「ストレスに対する耐性」をチェックするという方法をとる企業があるという事。

 

ただでさえ仕事を探すのに何十社と面接を受けるようなこの時期に「その個人がストレスに強いか」を企業が個人を否定してまでする面接はいかがなものかと思います。このような面接を何度となくうけ、たとえ本当に個人や人格を否定されているわけではないにしても、そんな状態が続けば心に大きな傷を負ってしまうことなど面接官は考えているのでしょうか。

 

確かにストレスに強く即戦力になる人材が欲しいのは理解できます。しかし、心を傷つけていることを知っているにせよ知らないにせよ一時的な出会いでしかない面接の場では何のフォローもしてくれません。

 

そんなことが繰り返されることで将来のある若者を苦痛に満ちた人生歩まざるを得ない状態にしてしまう可能性がある事を、自分の存在をなくそうとする人がいることを・・・自分の居場所も価値も失ってしまう人だって生み出してしまう可能性がある事を企業はどう思っているのでしょうか?

 

就職活動をしているみなさんへ・・・そんな企業の思惑にはまる前に「自分を否定しているわけではないのだ。テストなのだ」という事を自分に言い聞かせ、気持ちが沈まないように注意しましょう。

 

面接にかかわる企業のみなさまへ・・・企業としてもそうせざるを得ない事は十分承知の上でこのブログを書きました。あくまでも面接を受ける学生の立場に立って書いたものです。企業の「優秀な人材を確保したい」という当たり前の活動に対して全面的に否定しているわけではありません。ご了承ください。

 

 

 

メルマガもはじめました。

登録はこちらから、もちろん無料です。

わかばのメールマガジン

お申し込み、お問い合わせは24時間受付けています。

ご予約・お問い合わせはこちら