気分障害と感情のコントロール

気分障害とはうつ病や双極性障害といった精神疾患の中でも主に感情面での疾患のことをいいます。気持ちが落ち込んだり、逆に紅葉したりしてまさに「感情のコントロールがうまくできない」といった症状に悩む方も少なくはないと思います。このような気分障害は甲状腺の疾患や脳疾患などが原因で起こることもあるので一概には「すべて気持ちの問題です」とは言えません。

 

しかし、この気分障害は先に書いたようにうつ病から双極性障害まで、広い意味での気分(感情)の障害ということになりますのでさまざまなエピソードがあります。細かく書いてしまうとうつ病性障害(大うつ病性障害、小うつ病性障害など)、否定形型うつ病、メランコリー型うつ病、産後うつ病、季節性感情障害、抑うつ性パーソナリティ障害、持続性気分障害などがありますが、それぞれのエピソードで症状が異なる場合があります。

 

しかし主な症状としては常に気分が落ち込んだり、逆に高まりすぎてしまって日常生活に支障をきたすということがありますから、これらの症状が長く続くとしたら何かしらの問題があると考えたほうがよいのかもしれません。

 

うつ病の場合は気分が落ち込んだり、やる気が出ない・興味関心が持てないなどがありますし、躁状態の場合には突飛な行動が増えたり睡眠時間が極端に少なくても活動的だったりといった特徴がありますがこれらの原因として言われていることはストレス、環境要因、不安耐性などがあげられています。しかし、原因がはっきりとしているわけではないのです。

 

その中でも生活環境もさることながら、自分の考え方や幼少期のトラウマ、マイナス感情の学習などが原因で起こるストレスだったとしたらそれは解決可能といえるのかもしれません。自分がどのように育ち、その中で何を学んできたのか。その状況から今の自分に影響を及ぼしているものはないのかといったことを考えて原因を知ることで対処できることもあるのではないでしょうか。

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