笑顔が出ているなら病気ではない?それは大間違い! ほほ笑みうつ病の怖さ
気を使われるのも嫌だし、何なら元気がない様子など見せたくもない。気を使われたくないし使いたくもない。
そうやって日ごろから気を張っている状況とは違い、ほほ笑みうつ病とは「つらいのにつらいように見えない」という隠れうつ病のようなものです。
人は嫌なことがあるとつい表情に出てしまうことがありますが、ほほ笑みうつ病の方は「自分の気持ちを読まれないように常にほほ笑み感情を悟られないようにすることがやめられない」状況に置かれていたりします。
つらいのに泣けない。嫌なのに微笑んで見せる。怒りたいのに起こることもせず、泣きたいのに涙が出ない。
自分の感情を悟られまいと隠しづ付けた結果「感情が迷子になった」と言いますか、気持ちとは裏腹に笑顔で隠すようになるのです。
対人関係でいえば喜怒哀楽の怒りと悲しみのこの負の感情を表立って出す人よりは常に穏やかに笑顔でいる人の方が関わりやすいことでしょう。ですが、その笑顔が嘘だということがあるのです。人とのトラブルを避けるため、自分の気持ちを悟られないように、他人に気を使わせないようにと常に自分の気持ちを抑えてきた結果起こることでもあるのです。
先にも書いた過剰適応。これのきっかけや症状ともいえるほほ笑みうつ病は周りから気付いてもらうことはとても難しいのです。だって泣いていないのですから。つらい表情をしていないのですから。私はダメな人間だとも自分が嫌だともいわず微笑んでいるのですから。
もし今の自分が「ほほ笑みうつ病かもしれない」と少しでも感じることがあるのならまずは自分が「好きだ!」と思う何かに触れてみてください。「楽しい」とほんの少しでも思える何かをする時間を作ってください。そして微笑んでいないとつらさを隠すことができない状況に気が付いたのならば迷わず専門家を頼ってください。
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