非定型うつ病と冬季うつ病の違い

うつ病には定型うつ病と非定型うつ病があるのはご存知でしょうか。定型うつ病とは一般に言われているようなうつ病のことを言いますが、非定型うつ病とは一般的に承知されているうつ病とは違いがあります。そして、この時期に見られるうつ病で冬季うつ病というものがあることをご存知でしょうか。定型うつ病とは違う非定型うつ病、冬季うつ病というものはどのようなものでしょうか。

 

【非定型うつ病】

うつ病との違いとしては食欲が増す、よく眠る、楽しいことがあると気持ちが明るくなるが長くは続かずすぐに落ち込んでしまう、などがあげられます。うつ病が慢性的な落ち込みや食欲不振・不眠症などの特徴がありますが、非定型うつ病はうつ病とは症状が違って見えても「うつ病」であることには変わりはありません。非定型うつ病の怖いところは気分が上がったり下がったりの幅が大きいことで性格の問題と誤解されやすいこと、そして、うつ病であるにもかかわらず本人や周りが気づかずに適切な治療を受けるまでにいたらないケースが多いことです。もし、いくら寝ても眠くて仕方がない、いくら食べても足りない、夕方になるととかく落ち込みが激しくなる、楽しいことがあったときとないときとの気分の差が多きいなどの状態が続くようなら専門家に相談してみましょう。

 

【冬季うつ病】

冬季うつ病とは名前のとおおり、冬場にうつ病のような症状が出るタイプのうつ病です。日照時間が減ること関係があるのではないかとも言われています。春先になると症状が改善されることが多く、秋から冬にかけてやる気が出なくなったり、活動量が極端に減る・疲れが取れない、眠気が取れないなどの少々が出ることがあります。主だった特徴としては睡眠量の増加と甘いものがほしくなるといった味覚や好みの変化などが上げられます。睡眠や生活のリズムか狂うことで昼夜逆転の生活にもなりかねません。「冬になるとなぜか落ち込むし・・・」と気になるようなら、まずは生活習慣を見直してみましょう。一日のリズムを平日・休日問わず崩さないように心がけ、積極的に日光を浴びたり外出をして運動をするなどがよいとされています。

 

うつ病の症状や種類はひとつではありません。上にあげたエピソードは一部の情報に過ぎませんので、もし不安や心配があるのであれば積極的に専門家に相談することをおすすめします。体の不調同様、心の不調も放置したままでよいとは限らないのです。

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