うつ病は我慢しすぎ病

うつ病は不安感情からくる!とか、脳内物質の変化からくるものだ!などといろいろ言われていますが、それらの変化をもたらすものな何かと考えたことはありますか?うつ病にしても適応障害にしても、心の病気になってしまう原因の一つに「言いたいこと、やりたいことを我慢してまで周りにあわせてしまう」性格(考え方や行動)があります。ではなぜ周りに合わせることがうつ病や適応障害などの気分障害に関係があるのでしょうか。

人はその場面場面によって様々な感情を抱きます。しかし、状況を見たときに「今は周りに合わせておこう」と自分の感情を抑えたままにしてしまうと、いつしか自分の気持ちにふたをするかのように気持ちを表に出せなくなってしまいます。これは「自分が何かしらの発言をしたり行動をすることによって何か悪いことが起きたらどうしよう」という不安から「どうせなら何もしない・言わないほうがよい」という思考が働きやすくなるからです。ですが、人間には感情がつきものです。自分が感じていること・言いたいこと・行動したいと思うことを抑えつけたままにすると「本当はこうしたいのに…」とか「わかって欲しいのに言えない」という気持ちや行動を抑圧された状態が続き、それが葛藤として悩みとなり、マイナス感情を生み、そして大きな不安となって前向きな思考や感情を出せない(考えられない)状態になってしまうのです。

このような状態(自分の気持ちを出さない)が続くことでうつ病や適応障害にいうような心の病気に代表されるような「不安感情」が強くなり、無気力や倦怠感、自己否定などが起こりやすくなるのです。そのようなときにはひとりで悩まずに、まずは自分の感情に気付くこと。気付けるようになれるよう自分の心と向き合ってみてください。

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