強迫性障害と心理療法

うつ病や不安神経症、パニック障害に適応障害と最近ではよく耳にする心の病気。その中でも強迫神経症(強迫性障害)という病名は聞いたことがあるでしょうか。例えば手洗いが止まらない、戸締りの確認を何度もしてしまなどが代表的な症状ではありますが、実は本人や周りすら気付かない症状もあるのです。

ものが捨てられない、物の置き場所も必ず決まっていて少しでもずれていると直さずにはいられないといった些細な事でも、それが生活するうえで大きなストレスになっているとしたらそれはもしかしたら一つの症状かもしれないのです。そんな時、あなたならどうしますか?「癖だから仕方ない」「神経質なだけだ」と片付けますか?気になって仕方がないのに、意識しただけでイライラしたり不安になったりするのにそれで片付けますか?

そんな時はちょっと勇気を出して友人や知人の意見を聞いてみましょう。それが無理なら人を観察して自分との違いを意識するだけでも構いません。「どこかが違う」と気付いたら…まずは医療機関に相談することをお勧めします。「強迫神経症はうつ病や気分障害などの神経症が進んか結果として出るものだ」という意見もあります。自分でも気づかないストレスが心をむしばみ、その状態をごまかし続けた結果として症状が出ているならば、それは改善したほうが良いですよね?

強迫神経症には一般的には認知行動療法や暴露反応妨害法、精神分析的療法などが効果的だと言われています。しかし、暴露反応妨害法はこの療法を行っている機関そのものがほどんどありません。それならば自分に合った心理療法ができる医療機関やカウンセラーを探し、薬物療法と心理療法の両面で改善を目指してみませんか?

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