子育ての不安 思春期のかかわり方

子育ての中で一番難しといわれている「思春期」。子供にも自主性が生まれ自分で考えて行動するようになるこの思春期に子供とど
かわったらよいのか迷うのは無理もありません。親の言う通りにはならない。そんな悩みを抱えている人は多いと思います。そんな時、親が子供に何をどう教えてあげられるかで子供の「生きる力」が変わってきます。親が子供の人生のレールを敷いてあげることは簡単です。その上を歩く子供も楽でしょう。なにせ自分で考えずに済むのですから。でも、本当にそれでいいのでしょうか。

数年前から「毒親」という言葉に代表するように、親が子供の行動を制限してしまうようなかかわり方や考えを押し付けがちになる「過保護・過干渉」が問題になっています。

子供の自主性・自律性を育てるためには「子供自身が考え、選び、行動する」習慣をつけることが大切です。それは分かっているけどつい口を出してしまう、手を貸してしまうことはありませんか?本当であれば親も子も独立した人間なのだから考えが違って当たり前、違う人生を歩んで当たり前のはずなのに「どうしても子供のやることに口をだしてしまう」のには理由があるはずです。そしてその理由は「子供の都合」ではなく「親の都合」であることが多いのです。

子供の自主性を育てる思春期・反抗期に、親の都合や理由で子供の先の人生を台無しにしないために、親ができることは「見守ること」「適切な情報を与えること」「子供が考え、行動することを後押しすること」そして「アドバイス」です。決して押し付けるものではなくあくまでも「考えさせる」ことが大切です。

それは分かっていてもやめられないというならばそれは子供の問題ではなくもはや親の問題です。もし、分かっていても止められないというならば、自分の子供へのかかわり方を変えることだけでなく、根本的な自分の問題として考え直したほうがよいのではないでしょうか。

お申し込み、お問い合わせは24時間受付けています。

ご予約・お問い合わせはこちら