うつ病との付き合い方

うつ病を改善させるには薬物療法や心理療法などがあり、薬や心理療法で不安や焦り、身体的な症状を安定させることで改善させるものと言われています。

うつ病は再発が多いといわれており、一度改善してもまた同じような症状に悩まさせることもある病気です。そんなうつ病とどう付き合っていけばよいのか。また、改善した後でどのようにしたら再発せずに暮らせるようになるのかはその人の生活環境や考え方、そしてどう人と関わってゆくのかでも変わります。

うつ病の改善にはその人がストレスとなる環境を見直し、ストレスを受けにくい状況を作ることも必要ですが、まず一番に考えなければならないことは「うつ病を招く要因になりそうな考え方や行動を見直す」にはどうすればよいのかということではないでしょうか。それは過去、両親や自分を取り巻く人間関係の中から学んでしまった考え方や社会生活を送るうえでトラウマとなっている感情、もしくは記憶を「後悔」や「嫌な記憶」のままにせず、自分の「経験」として捉え直すかということでもあります。

人間は日々生きている中で様々なことを経験します。その中で自分が嫌な思いをした記憶、理解されず納得できないままになっている感情、学んでしまった考え方や行動など、それらの経験が「今後の人生に生かせるもの」として自覚できたとき、人はすべてをマイナスに考えてしまうのではなくプラスに考えてゆけるようになるのです。その「プラスに捉える」考え方がうつ病の再発防止には有効でもあるし、その後の人生を豊かなものにしてくれるのです。

そのためには自分で過去の感情や記憶を処理する必要もありますし、今後に生かすやり方を知る必要がありますが、それらをどうやって処理し変えてゆくのかは自分一人では難しい場合があります。そのようなときはぜひ、専門家の意見を聞いてみてください。何かしらの気付きがあるかもしれません。

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