アサーショントレーニングは対人関係改善の一手
アサーショントレーニングとは、平たく言えば「相手を不快にさせないための接し方」といでもいいますか、お互いに不快な思いをさずに相手に自分が言いたいことを伝える方法ということになります。
実はこのアサーショントレーニングはアンガーマネジメントともかかわりがあると思っています。アンガーマネジメントは自分の怒りの感情を理解しコントロールするためのものではありますが、まず、怒りを感じる前に「怒りを感じる状況を作らない」というプロセスを踏むことで回避できることも多いからです。
では実際にどのようなことを行うのかと思うでしょうか。まずは「お互いに不快な思いをしないための言い回し」であったり「行動」であったりをシュミレーションしそれを実際に相手がいる状態で実際にやってみてトレーニングしていくことになります。
例をあげると友達と遊びに行った子供が「8時には帰るね」といっていたのに12時過ぎても帰ってこない。連絡もつかないとしましょう。そのとき母親はどのような行動をとるでしょうか。まずは帰ってこない子供に対して苛立ちを覚えると思います。ですがその感情をそのまま出してしまえば「なんで連絡一つしないの!携帯持ってる意味ないじゃない!!」と言いたくもなるでしょう。しかし、子供だって気まずい思いで帰ってきているとしたらいきなり怒鳴られてはその場でけんかになり、時間を守るように諭すこともできません。このような場合には親はどういった声かけをするほうがお互い感情的にならずに済むか。落ち着いた話し合いでもって問題を解決できるのか。という風に考えていきます。
先の例題のように、さまざまなシチュエーションで「言い方ひとつで相手との関係性が変わる」ことがあり、その後の望ましい対人関係につなげられるかが変わってきます。
これらをトレーニングすることで会社での対人関係や親子関係、夫婦関係などの人間関係が「争うことなく」円満に望ましい関係性が築けるのであればいらぬ争いも避けられますよね。
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