DV被害者支援制度の現状

現在DV被害に関しては加害者更生プログラム、被害者支援共に、支援する団体はとかく少なく、その中で「被害者支援」に関してはいまだに民間、国、県をまとめても日本国内では数えるほどしかありません。

 

現在内閣府男女共同参画局ホームページに被害者保護を支援してくれる関係機関のつながりや情報が公開されていますが、実際に相談から支援までを1つの機関で行っているところは少なく、栃木県内にも支援団体がないわけではありませんが、圧倒的に被害者のサポートやメンタルケアに対する支援施設、支援員が少ないというのが現状です。

 

そのような現状をよそに、DV、性被害、モラハラ、セクハラと「心を気付つけ、トラウマをつくる」ようなケースは後を絶ちません。実際に公的機関や医療機関などに相談しても、直接的なアドバイスや被害から逃れる方法、利用できる施設や機関の情報公開だけで終わってしまって、被害者のメンタルケアまでを行ってくれるのかというとそうではないという事もあります。

 

私は「加害者の更生」はもちろん大切だけれど、「被害者のメンタルケア」も重要だと思っています。

 

先のトラウマのブログに若干かぶってしまう内容かとは思いますが、トラウマは簡単には消せません。だからこそ、一人で抱えて生きることは人生を「トラウマの鎖」で縛られながら生きることになり、結果として自分らしさを見失い、不信感にさいなまれながら生きることになってしまいます。

 

そんなつらい人生を生き続けるよりは、どんな方法を使ってもいい。誰かの助けが必要ならば「助けて」と言いましょう。

 

 

 

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