カウンセリングに求めること、求められること

カウンセリングをやっていて時折思うことがあります。「カウンセリングは相談してくる人にとってどんな役割を持っているのだろう」と。

 

カウンセリングにはいろいろあって、まずは話を聴く。そして認知行動療法や精神分析的療法など 様々な有効であろうと思うやり方を考えて対応する。 それらの療法を駆使してカウンセリングに臨む私としては「相談者が二度と同じ苦しみを 味わうことが内容にどうすればいいのか」ということを考えてしまう。

 

そこに食い違いが生じることがあることも事実です。

 

「わたしは今の苦しみをなんとかしたいんです」という「今」と改善するために すぐに結果を求めようとする相談者の切迫した状況と、「根本的な解決を臨む」 カウンセラーとの違い。

 

確かにその通りです。今が苦しいからカウンセリングを受けようと思うのだろうし、 予約を入れて時間とお金を使う。しかし、1回や2回のカウンセリングでその人の 苦しみが解消するかと聞かれたら・・解消する場合も当然ありますが、 そうではないことも多いのです。

 

カウンセリングを受ければすぐによくなる。そう思って足を運んでくださる相談者の 方が見たらがっかりするかもしれないこのブログの内容ですが、事実、時間がかかる 場合がよくあります。

 

神経症だけでなく、子育てや生き方についての相談も受けていますが、実際に 「なぜそこに苦しみを感じるのかがわからないとどう対処していいのかわからない」 話をする中で少しでも原因を見つけ出し改善することで同じ苦しみを感じることが ないような生活を送れるようにと望む私が欲張りなのでしょうか。

 

 

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