適応障害はなぜ起こる?なったときにやるべき事

いつからかうつ病や気分障害という言葉より「適応障害」という病名を多く耳にするようになったような気がします。先のブログ「適応障害とうつ病の違い」にも書きましたが、適応障害とは原因やきっかけがあり、それに対して順応しきれないほどのストレスがかかったときに発症しやすいと言われています。「順応しきれない」と書いてしまうと「弱いやつ」という間違った認識を持たれてしまうかもしれませんが、順応しきれないのは弱いからではなく、周りの変化が速すぎて人間が持っている環境に適応しているスピードが追い付いていかないだけなのです。

人間は変化に不安を感じたりストレスを感じることが多いと言われています。そうですよね、生活環境が変わればその環境に慣れるまでに買い物に行く場所やそこにある人間関係に合わせたり行動パターンを変えたりしなくてはなりません。仕事で言うと職務内容が変われば新しいことを覚えなければならないし、人間関係が変わればそれまであった親しい関係の中で安心して過ごすこともできなくなるかもしれません。

人はこうして変化に対して「今自分の身の回りに起きていることはどのようなことか」「それに合わせていくにはどのような行動をとればよいのか」「この環境の中でやっていくためにはどのような人間関係を作ればよいのか」など自分の思考や行動パターンを変えてまで適応しなければならないことも多くあります。

この自分の思考や行動のパターンを変えてまで今ある環境に順応・適応しようとする人が自然にやっている行為そのものの変化スピードが速すぎてついていけず、ある日ぷつんと切れたようになってしまうと適応障害になってしまう可能性があるのです。

では、適応障害になったらどうすればよいのでしょうか。

まずはありきたりだと思うかもしれんが十分な休息をとることです。これは身体的な休息もそうですが心の休息をとることが大切です。ストレスと感じることから少しだけ距離をとりましょう。この距離の取り方は生活スタイルを変えることであったり、自分自身の物事の考え方をシンプルにしたりとさまざまな方法があります。自分に合ったやり方で自分の心を十分に休ませてあげてください。

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