閉鎖的な環境で心を守る方法

今回の感染症対策として自粛要請が出てから1ヶ月がたちました。テレワークの導入などで働き方が大きく変わった方、時差出勤などで働く時間が変わった方、そもそも働く環境を失ってしまった方もいるでしょう。その様な中で「自粛」という行動制限までかかってしまい、家庭や家という空間にいわば「閉じ込められえた」状態になっている方も多くいると思います。また、ある程度行動は自由に出来ているけれど「何となく自粛しないといけないような感じがする」などという罪悪感を感じながら生活している方もいることでしょう。

 

このような制限をかけられた閉鎖的な環境の中で人間のメンタルはどのようになるのでしょうか。

 

それは自分自身でも気がつかないうちに気鬱になったり、逆に攻撃的になったりと平常時とは違った一面が出てきたりします。それは今おかれている環境に何らかのストレスを感じているから。そのストレスと効率的に解消できる状況にないからともいえます。

 

そのようなときに効果的なメンタルケアが「運動」と「誰かと話す」ということです。軽度の落ち込み程度であれば本来は日光を浴びながら自然に触れたり、軽い運動を取り入れたりすれば改善することがあります。しかし、このような状況でウォーキングすら出来ないといったことがあればぜひ「人と話す」ということを意識してみてください。

 

例えば友達と通話する、家族の会話の時間を増やすなどです。ここで問題になるのが「夫(妻)と常にいるとけんかになってしまう」ということでしょう。そのような時はぜひ「家族会議」といった改めて話す場を設けてみてください。どうしたら意思疎通が図れるのか、どうしたら感情論にならずにコミュニケーションが取れるようになるのかといった話からでもかまいません。

 

自分は一人ではない、常に誰かとつながっているといった実感が持てて初めて人は気持ちの余裕を持ちやすくなるものです。わからないことへの不安があれば情報を得ればいい、次にどう行動すればよいのかを考えればいい。しかし、そのような時こそあえて人とのつながりを意識することもメンタルヘルスには重要なのです。

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