うつ病を克服するときに起こること

うつ病(気分障害)や抑うつ状態と診断された・その可能性があるということで療養休暇を取ったり、投薬治療を受けながら社会生活を送る場合に、当然その日によって気分が変わるということは怒ります。その中でも休暇明けや治療の効果が出始めた際に起こることが「十分回復したのだから今までどおりにできるだろう」という周りからの期待や自分でもそう思える状況になりやすいということです。

 

ですが、実は療養明けや気分の回復後に今までどおりできるという思いからつい無理をしてしまっていることに気づかずに再度うつ状態や気分の落ち込みが起こり「再発したのかも」という気持ちや「やっぱり駄目じゃないか」という自責の念というものに苦しむ方が多く見受けられます。

 

うつ病(気分障害)はいったんよくなったと思えても、一時期また同じような症状が出たり、気分のむらが出たりしながら少しずつ回復に向かうことが多いのです。これを見落とすと結果として回復までに多くの時間がかかってしまうこともあれば、できない自分を責めるあまり悪化するということもあり得るのです。

 

気分障害等の精神疾患はよくなったり悪くなったりを繰り返す中で、ゆっくりと自分のペースを取り戻していくものです。決してあわてず、すぐに結果を求めるのではなく、今の自分の状態がどのようになっているのか、自分が回復する段階でどの位置にいるのか、今後元の状態に向けて療養・治療を進めるうえでどういったペースで臨めばよいのかを十分に考えながら焦らずゆっくりと「今の自分にできること」を中心に無理をせず過ごすことをおススメします。

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