「事実」と「感情」に分けるだけでも気持ちが楽になる

目の前に起こったことに対してついマイナスに捉えてしまうこと・ネガティブ感情を抱いてしまうことは誰でも経験があると思います。そのマイナスに捉えてしまったことに対してよい感情は持てませんよね?それは実は起こったことに対しての「事実」と「今感じている感情」は別!というように考えるだけでも気持ちが楽になる場合があります。

 

人間はつい昔の経験からネガティブな思考や感情にとらわれてしまうことがあります。しかしそれはあくまでも過去の事。今起こっていることに対しての感情ではないことが多いのです。その時に頭では事実を認識しているにも関わらず過去のことから感情を引っ張り出してきたり、事実とは無関係の感情を抱いたりして混乱する、嫌な思いをするということが起こります。

 

そのようなときにはぜひ目の前で起こったことを「事実」と「感情」に切り分ける練習をしてみて下さい。

 

【ここで例題】

先輩にミスを指摘されて叱られた。この先輩はいつも私にだけキツイ言い方をするから嫌いだ。としましょう。

事実・・・ミスを指摘された。

感情・・・自分ばかりキツイ言い方をされる←本当に自分にだけキツイ言い方してる?ほかの人にはどう?毎回そうなの?など

 

こうやって事実は「ミスを教えてくれた。直してほしいという相手の要望がある」と、ここだけとらえれば嫌な感情は起きません。しかしそこに感情面で本当にそうなのか?という客観的視点が抜けてしまうと感情に飲まれる形になります。

 

このように事実は「今ここで起きていること」であっても感情はそうではないことがあります。このような見方が出来れば人間関係に対する苦手意識や人に対する嫌悪感も薄くなるのではないでしょうか。

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