毒親と言わないで

本当にここ最近は嫌というほど「毒親」という言葉を聞きますし「モラルハラスメント」という言葉も聞きますが、子供に対して過保護、過干渉である親の事を以前は「毒親」という括りで表現していました。しかし、最近の傾向としては子供に対しての「モラルハラスメント」をしている親をも「毒親」と呼んでいるように感じます。

 

以前メルマガでもこの話題に触れましたが、私は「子供を親の意のままに支配」しようとしたり「いい子でいることを押し付け」たり、また、心配のあまり過保護・過干渉を繰り返し、「子供の自由性を奪い、考える力を奪ってしまう」親の事をただただ責め立てるばかりの記事にうんざりしています。

 

「毒親が悪い」というならば「どうしたらこの毒親が毒ではなくなるのか」という大切な部分を指摘している記事を目にする機会があまりにも少なすぎます。これでは親も報われません。

 

大切なわが子のためにと必死に子育てしているママさんたち、そのママさんをフォローしているパパさんたちに対して「あなたは毒親です」とレッテルを貼るだけでどうやってそのレッテルをはがせばいいのかを誰もヒントすら与えようとしません。しかし、それではあまりにも親がかわいそうです。そして、改善のヒントすら得られない親に育てられ続ける子供たちも悲惨です。

 

それならばいっそのこと「毒親」から「毒」を抜き、「薬」にしてしまえばどうか。

 

「薬も使いようによっては毒になる」ならば、毒であっても親の考え方一つ、行動ひとつで薬になる事だってあるのではないでしょうか。

 

親の気持ちひとつ、親の気付き一つで親子の関係性は変わってくることがたくさんあります。親にとっては「今までの子育てを改めて考え直さなければならない」つらい経験になるかもしれません。しかし、わが子のためなら越えられない壁はないと思います。

 

 

 

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