離人症性障害と解離性障害

離人症性障害とは俗に言う「離人症」のことで、現実感の喪失(たとえば、何をやっても現実味がなく、どこか他人事のようにかんじる)等が主だった症状で、認知機能の障害と言われています。疲労やストレス、不安障害や気分障害といった病気と併発することもあります。この症状は時々出ることもあれば持続的に続くこともあります。

 

それに対して解離性障害とは強いストレスや葛藤が起きたときそれを認めることができず、その体験に関する意識が統合できず、解離性健忘(強いストレスを受けた記憶そのものを思い出せなくなる)、解離性遁走(気がついたら全く知らない場所に出かけていたなど)、解離性同一性障害(昔で言う多重人格)といった症状が出ます。

 

これらの症状(離人症性障害や解離性障害)が出るのは強いストレスや葛藤があった時に特に見られるものです。葛藤から逃れようと一時的に心を守るための症状とも言えますが、その葛藤の原因や強いストレスを上手く処理できなくなってしまうとそれが身体的症状として様々な症状を引き起こすこともあります。

 

これらを改善するためには、何はともあれ「安心出来る環境」を作ることが大切なのです。そして、それらの症状と同時に他の精神疾患の可能性があるのならば、ドクターの治療や専門家のアプローチが必要と言えるでしょう。

 

 

 

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