恋愛トラブル~ストーカー化する人たち
恋愛は楽しむものです。お互いが共有する時間や空間を楽しむものです。しかし、もしもお別れの時がきたとしたら・・・お互いの意思疎通が上手くいかなくなってしまったら・・・トラブルに発展してしまうこともあるのです。最近ではSNSを使った嫌がらせや「個人情報をばらす」「写真をばらまく」などの強迫行為にまで発展し、障害事件や自殺に追い込まれる事がニュースになったりします。
今はメディアがお互いの情報交換や連絡の手段として使われていますが、それが攻撃の手段としても使われ始めているのです。
ではなぜ人はこのように豹変するのでしょうか?「愛情と憎しみは紙一重」とはよく言ったもので、好きだったからこそ自分の思い通りの結果にならないと逆上するというのは一昔前の典型的なパターンですが、今はちょっと違うように思います。なぜなら「自分がこんなに好きなんだからきっとあの人も(あいつも)自分のことが好きなんだ」という極端な考え方や、「付き合っているんだから何でもいうことを聞いて当たり前なのに、なんで反抗するんだ」などという自己中心的な思い込みが簡単に相手への憎しみに変わってしまう傾向があるからです。それはストーカー行為をしてしまう人の感情のコントロールの問題や、人に対しての極端な認識のせいで起こっている事に、本人が気がついていないケースが多分にあります。そして被害者はこの理不尽な理由によって日々恐怖に怯えるようになってしまうのです。また、このようなストーカー行為や嫌がらせ行為は恋愛だけにとどまりません。会社や友人関係の中でのちょっとした嫉妬や妬みがこのような行為をしてしまう原因にもなったりするのです。
自分には心当たりがないのに、一方的に攻撃対象になってしまったら・・・好きでもない相手から一方的に「お前は私のことが好きだろう」などと決めつけられ、付きまとわれたとしたら・・・精神的に追い詰められ、結果、被害に合う人は嬉しいと感じるどころか相手に対して恐怖や怒りを覚えることでしょう。
人は誰でもこのような愛憎劇の被害者や加害者になってしまう可能性を秘めているのです。だからこそ、自分の感情や気持ちを客観的に見られるようになる必要があります。もし、自分ひとりで自分を客観視できないと言うならば、専門家に相談しましょう。そして、そのような被害に遭っているならば、ひとりで悩まず、必ずSOSを出すようにしましょう。
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