子育ての難しさ~メンタルネグレクトの恐怖

ネグレクトとは育児放棄のことを言います。いま、このような問題が表面化し、社会問題になってきていることはご存知だと思います。私はこの「ネグレクト(育児放棄)」には物理的なネグレクトと精神的なネグレクトの2種類があると思っています。物理的なネグレクトとは昔から言うように、子供の面倒をみようとしないことを指しますが、いま、私が問題視しているのはもうひとつの「精神的なネグレクト」です。私はこれを「メンタルネグレクト」と読んでいます。ではメンタルネグレクトとはどのような育児放棄なのでしょうか。それは「子供との心の交流を持とうとしないこと」。この一言に限ると思います。

 

子供が両親にその日にあったことを話しても上の空。相談事の一つでさえ言えないほど「大人と子供との意思疎通、心の交流が少ない」ことをメンタルネグレクトと言っても差支えはないと思います。

 

表向きは子供の面倒を見て、料理を作り、休日には家族でお出かけ。学校行事には積極的に参加しているから「育児に積極的だ」と、本当に言えるのでしょうか。いくら子供の身の回りの世話をしていても、子供の「心の声」に真剣に耳を傾けようとしないことが、子供にとってどれほどの苦痛と孤独感を味わうことになるのかを考えたことはありますか?

 

だからこそ、物理的なネグレクトも問題ですが、精神的なネグレクト(メンタルネグレクト)も大きな問題だと思います。

 

大人に真剣に向き合ってもらえなかった子供が大人になってどのような苦しみを抱えることになるのか。自分の意見をきちんと聞いてもらえず、自分は「両親にさえも相手にされない存在なのだ」などと感じてしまったら、それこそ子供の心に取り返しのつかない大きな傷を残すことになるのではないでしょうか。だからこそ子育ては難しく、だからこそ子供と真剣に向き合う必要があるのではないでしょうか?

 

 

 

メルマガもはじめました。

登録はこちらから、もちろん無料です。

わかばのメールマガジン

 

お申し込み、お問い合わせは24時間受付けています。

ご予約・お問い合わせはこちら