不眠症と分割睡眠

最近は「分割睡眠」という睡眠の取り方が注目を集めているようですが、分割睡眠と不眠症はどう違うのでしょうか。不眠症はなかなか寝付けなかったり、寝付いてもすぐに目が覚めてしまってまたすぐに眠りに付けないような状態を言います。では、分割睡眠とはどのようなものなのでしょう。

 

分割睡眠とは読んで字のごとく、数時間単位の睡眠を2~3回に分けて取る方法です。一度目が覚めても無理に寝ようとせず、眠くなってからもう一度眠りにつくと言ったほうがわかりやすいでしょうか。人の成長ホルモンは一般的には夜の10時から2時の間に盛んに分泌され、この時間に睡眠を取ることは美容にも良いことはよく知られています。実はこの時間に睡眠をとることは美容同様に質の良い睡眠をとるためには大切な時間なのです。人は睡眠によって自律神経を調整しています。レム睡眠とノンレム睡眠のバランスが取れた「質のよい睡眠」をより効率的な時間に取りましょうということもあるのでしょう。

 

それとは反対に睡眠障害は睡眠が半ば「心の不安」などによって強制的に遮断され、目が覚めてしまう状態とでも言いましょうか。これは決して「質の良い睡眠」とは言えません。ですから、分割睡眠と同じように睡眠時間や回数が分割されても決して「質がいい」とは言えない以上、決して喜ばしい状態ではないことは確かです。

 

今までたくさんの方のカウンセリングをしてきた中で、質の悪い睡眠(眠りが浅い睡眠)は疲れが取れないばかりか、精神的に不安定な状態を作りやすくするという傾向がある事はよく見受けられました。

 

ですから、寝ていてもすぐに目が覚めてしまう人は自分の睡眠が「分割睡眠」になのか「睡眠障害」なのかを知る必要があるでしょう。その上でもし疲れが取れず、精神的にも不安定になりがちだと感じたら「睡眠障害」を疑ったほうが良いのかもしれません。

 

 

 

 

 

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