うつ病の本質とその苦しみ

最近よくうつ病のCMを目にします。CMで言っていることはまさにその通りだと思います。

 

「うつは辛いもの」・・・これは経験した人にしかわかりにくい「辛さ」かもしれません。

うつとは・・以前ブログにも書いたように不信感から来ます。他人を信じることが怖い、信じられない、さらに言うと「何も信じられない、信じることが怖い」となるわけです。それは他人も自分すらも信じられないということにもなります。

 

その辛さを経験したことのない人は「なんのことやら」となるでしょう。しかし、考えてみてください。例えば高所恐怖症の人が命綱なしでビルの屋上のフェンスに座らされたとしたら・・・恐怖で身動き一つできず、そんなことをさせた人を恨み、なんとか逃れようとしても指の一本も動かせなくなることでしょう。例えば、蛇が嫌いな人に「このアナコンダはおとなしいから首に巻いてごらんよ」と言われ無理やり巻きつけられたとしたら・・絶叫をあげ、気が狂うほどの恐怖を味わうでしょう。そしてやはりそのようなことをさせて笑っている人に対して「ふざけるな」とか「嫌がらせだ」などと嫌悪と不信感を抱くことでしょう。

 

極端な例を挙げましたが、不信感とそれに伴う恐怖は簡単には拭えないし対処できないものです。ましてその状態から一人で脱出することはそう簡単には行きません。だからこそ医者がいて薬があってカウンセラーがいるのだと思います。

 

今、少しでも自分が何かおかしいと感じているなら、人を信じられないなら、本意ではないのに怒りを感じて敵意を向けそうな自分がいるなら。・・・そして、何よりも人と関わることが辛く苦しいと感じたならば迷わず助けを求めましょう。あなたを救い出す手段はあります。そして必ず救い出してくれる人にも巡り会えますから。

お申し込み、お問い合わせは24時間受付けています。

ご予約・お問い合わせはこちら