人が怖い 対人不安と自分の価値観の関係

対人不安とは人と自分の違いを「正しい・間違い」「常識・非常識」といった他者との価値観の比較であったり、自分の思考や感情・行動の違いを比較したときに感じやすいといわれています。

自分が人とちがっている。それが価値観であれ感情であれ行動であれ、他社と違うことで「自分がおかしいのではないか」「周りと違うことで孤立するのではないか」「違いがあることで否定されるのではないか」といった「人にどう思われるのかがわからない」といった自分の中の葛藤から生まれることがあります。

もし否定されたら。それが価値観であれ何であれ否定されるということはその人の存在や生き方までも否定されたと感じてしまうほど強いものです。

社会生活を送るうえで人と関わることは避けられません。ですが、人それぞれが全く誓った環境で育ち、積み重ねた経験も違えば違って当たり前なのです。それを周りが受け入れられる環境にないときもしくは自分自身が受け入れられないときに症状が悪化していきます。

人は考え方も感情も、そこから起こる行動も千差万別「違って当たり前」ということを自分自身が納得したうえで生活していけるようになれば「人が怖い」という対人不安的な感情からは解放されやすくなります。

人と違ってよいし、それが当たり前のことなのだということを自分で落とし込もうとするとき、自分がどのような価値観を持ち、どんな気持ちや考えと大切にしているのか。どのような部分が自分の周りにいる人たちと違っているのかを知ることが対人不安と向き合う一歩になります。

自分を知ること。まずはそこからなのです。

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