共感者が必要な理由

「人は常に孤独である」などと本などで目にすることもありますが、本当にそうでしょうか?人には欲があります。その中でも承認欲求というものは誰しもが満たされない場面で悩み苦しむ経験をしたことがあるのではないでしょうか?

 

人は生まれてから大人になるまでたくさんの人と関わりますが、もし自分がどのような考えを持ち、何を思い、何を大切にしているのか。そもそもどのような人間なのかを理解されないままでいたらどうなるのでしょう。「自分は周りと違う」「こういう人間だとわかってもらえない」「これでは自分がまるで存在していないかのようだ」などと思うかもしれません。

 

承認欲求が満たされるということは、その人が存在していることを認めてもらうことにもなるのです。

 

そこで重要になるワードが「共感」です。あなたがもし誰からも「わかるよ」「そうだよね」「そういう考えもあるよね」といったことも言われることなく人と関わっていたとしたらどう感じるでしょう。おそらく疎外感や孤独感を感じることでしょう。人はたった一人で対人関係も持たずに生きることはできません。それなのに誰からも「認識されない」となると精神的だけではなくそもそも生活が成り立ちません。

 

一人誰ともかかわらずに生きていくことはまず不可能に近い社会に居て誰からも「存在していないかのように扱われる・感じる」となると「生きている意味が分からない」と大きく落ち込むことでしょう。そのような状態にならないために「理解されている」「存在をわかってもらえる」「自分がどのような人間なのかを認識してもらえる」その実感が持てる方法が「共感」なのです。これがなければ「自分がここにいる」という実感する持てなくなる可能性もあるのです。

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