「プライド」と「こだわり」の違い

最近ふと考えた事があります。

それは「プライド」と「こだわり」の違いです。プライド＝自尊心とも考えられますが、人はこの「プライド」が傷つく事を恐れているように思います。

 

なぜ恐れているのでしょうか？

 

それはきっと人が生きていく中で一つの大きな柱になっているから。それは一見「こだわり」とよく似ています。けれど「こだわり」は生きていくための自分だけのルールであり「プライド」とは性格の違うものです。「こだわり」は傷ついてもダメージは大きくはありません。「あ、そう。でもこれが自分だから」と平気で言えてしまうのに対して「プライド」は傷つけられると大きなダメージを受けてしまいます。人によっては落ち込むだけでなく自分を傷つけた相手に対して「負の感情」・・・例えば「こいつは何もわかっていない」とか「あの人は嫌いだ」といった感情。時して攻撃的になり、相手をも傷つけケンカになってしまう事もあるかもしれません。

 

似ているようで全く性格の違う「プライド」と「こだわり」。「こだわり」は簡単にはゆるがないけれど「プライド」は少しの事でも揺らぎ傷ついてしまう。ここに人の弱さを見てしまうこともあります。

 

これは私の考えですが、生きるための「こだわり」は大切だと思います。けれど「プライド」には必要なモノとジャマなものがあって、この区別がついて上手くコントロールしたり、いらない「プライド」を自分の中から追い出す（捨てる）ことができた人はある意味信念をもった強い人だといえるような気がします。