季節型うつ病の危険

季節の変わり目は体調を崩すことがありますが、それは心も同じです。春先、梅雨の時期、そして夏から秋に、秋から冬にと季節か変わるとき、なぜか気持ちがざわつく、落ち着かないということは経験したことがある方もいると思います。こればいわゆる季節型うつ病でもあります。

 

これは自律神経が乱れやすい時期ということもありますが、特に春先や秋口は生活習慣そのものも変わる場合があります。転勤や配置転換、暑さに疲れた体で「もう秋だから大丈夫」とつい無理をしがちになり、結果として疲れが取れない、睡眠も安定しない、そうしてメンタルにも影響が出るケースが多い時期でもあります。

 

この場合は生活リズムを整え、無理をせず睡眠を十分に確保することで気持ちも安定してくることがあります。ですが、それでも調子が戻らない・どうも気落ちしやすいという人もいるのです。

 

この季節型うつ病はうつ病とは定義が違いますが、うつ病と同じような初期症状を呈します。季節の変わり目にうつ病を含む気分障害のような症状がでる。気分の波が激しい、落ち込みが続く、身体のだるさが何をしても取れないといった症状がある場合には一度病院を受診し、体調の回復を試みてほしいのです。そして、それでも戻らない・何かがおかしいということがあればカウンセリングで現状を話し、何が原因でどう解決すればよいのかをカウンセラーと一緒に考えてみることも検討してみてください。

 

自分一人では「なぜこうなっているのか」「どうしたら気持ちが持ち上がるのか」、仕事や対人関係でもどうしても前向きになれないというのであれば「周りの言葉をどう受け取ればダメージが少ないのか・どうかかわれば気持ちが楽になるのか」といった方法を考えることも簡単にはいかないかもしれません。そのようなときに周りの意見や専門家のアドバイスが大いに役立つこともあるのです。

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