毒親の次はマルトリートメント?
マルトリートメントとは虐待も含む子供への「不適切な養育」のことを言います。とはいえ、どのような養育が不適切といわれるのかはケースバイケースでもあります。近年このような虐待も含む「自分の養育環境から来る生きにくさ」や「自分も子供に虐待してしまっているのではないか」といった相談が増えてきています。
虐待というと身体的虐待・性的虐待・情緒的虐待に加えネグレクト(育児放棄)が該当しますが、マルトリートメントはもっと広い意味での「不適切な養育」ということになりますが、いったいどのようなケースが「不適切」といわるのでしょうか。
たとえば「毒親」という言葉がはやった当時同様に過保護・過干渉から来る「子供が考える力を奪う」もしくは「人生を選択するチャンスを奪う」といったことによる精神的成長の阻害があげられます。それに加え以下の事例(一部)が該当するとの見解が多くみられます。
1、子供の前での夫婦喧嘩→情緒的虐待
2、感情に任せた暴言・暴力(子供への八つ当たりなど)→身体的・情緒的虐待
3、スマホやゲームを預けたままでの放置(自分が遊びたいたために、子供との時間をあえて取ろうとしないなど)→ネグレクト
4、お風呂上りに服を身に着けないまま子供の前に出る→性的虐待
5、兄弟姉妹かんで比較し批判・非難する→情緒的虐待
など、実は数を上げたらきりがないほど「マルトリートメント」に該当する行為はたくさんあるのです。わかりやすくいってしまえば「子供が傷つくであろう暴力や暴言、行動などの制限」をマルトリートメントというのかもしれません。
いまだにこの分野については定義がはっきりとはせず、この影響によってどのような子供がどのような心理状態になるのか、その後の人生においてどのような精神的疾患を発症するリスクがあるのかは研究途中ではありますが、多かれ少なかれ、子供の心や脳に大きなダメージを及ぼすことは容易に想像がつきます。
もし「自分が生きずらい原因は家庭の中にあるのかも」「私は子供に対してこのようなことをやってしまっているかも」と思ったら、迷わず専門家に相談してください。そうすることで少しでも今の状況を変えることができるかもしれません。
自分の人生は自分のもの。決して誰であっても公序良俗に反しない限り否定したり批判されることはあってはいけないと思います。現状を変えたいならまずは自分のおかれている状況を観察し、変えてゆけることは変えることで自分の人生をより良いものにすることができる。それも自分にしかできないことでもあり、権利でもあると思っています。
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