感情をコントロールすること

感情には様々なものがあります。喜びや楽しさ、悲しみや苦しさ、怒り。そのような陰と陽の感情をうまくコントロールすることは社会生活を送る上で必要不可欠なものといえるでしょう。

 

しかし「感情をコントロール」することはそう簡単ではありません。喜びや楽しさを表現するなら自分も周りも不快には感じないでしょう。けれど、陰の感情(悲しみや苦しさ、怒りなど)をひとたび表に出そうものなら周りの人との間に問題を生じることもしばしば。お互いを理解する気持ちすら起きなくなってしまうこともあるかもしれません。

 

では、なぜこのように感情のコントロールが難しいのでしょうか。それは、「表に出る感情は一見すると怒りに見えることでも、そこにはほかの感情が隠されている事があるから」なのです。例えば、上司に仕事に対する態度を注意されたとします。「君はもう少し協調性を持ったほうがいい」と・・・その時「なんだよこいつは!偉そうに」と感じ「自分は協調性がないわけではありません」と怒りをあらわにしたとします。もしくは、不快な表情を浮かべたとします。その裏側には確かに自分を否定されたという怒りが一番目立ちますが、実際には周りとうまく人間関係を作れずに悩んでいる状況があるとすればそれは上司に対する怒りではなく、万事うまくいかないこと、できない自分への苛立ちとも言えます。

 

このように「なぜコントロールできないのか」という原因を見つけ出せれば暴れ馬のような感情をも自分のチカラでコントロールできるようになるかもしれません。

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