ただ愚痴を聞いてもらうだけで人は変わるのか?

最近「愚痴聞きサービス」や「お話相手サービス」というものが増えているようです。スカイプや電話で相談者が話す悩みや愚痴を聞くサービスの事のようですが、私にはどうしても疑問が残ります。

 

ただ愚痴を聞いてもらうだけ・・それで本当にその人の問題が解決するのでしょうか?確かに人に話すことで気持ちはスッキリするでしょう。でも、聞いてもらうだけで本人が「悩みを相談したい」「愚痴を聞いてもらいたい」本当の理由(原因)を理解してもらえるのでしょうか。

 

確かに相談できる相手がいること、話し相手がいることはメンタルケアの観点からも重要だと思います。ただ、そこには落とし穴があるような気がします。

 

例えば友人に職場での愚痴を聞いてもらうとします。その人は口の硬い人で他人にもらすようなことはない信用できる相手だとしましょう。そこで「私、最近○○さんから注意を受けることが多くなってるんだけど、仕事と関係ないような家庭のことまで説教してくるのよ。私、何か迷惑をかけたりしたのかしら」と相談したとします。そこで相談を受けた相手は「それは嫌よね」とか「聞き流せばいいのよ」としか言わないのなら、それが実際に悩みの解決につながるでしょうか。

 

私はそこに問題がありそうな気がします。確かに「愚痴を聞いてくれる」「相談に乗ってっくれる」ことはありがたいことです。しかし、そこに問題解決の糸口が見つかるでしょうか。「自分で気づくしか解決の方法はないよ」ということにはなりはしないか。まして電話やスカイプで「ただ聴くだけ」だとしたら・・・自分で解決の糸口が見つけられないからお金を払ってでも相談したいと思うのではないでしょうか。

 

やはり顔を合わせ、悩みを聴き、共に考えお互いに解決のヒントを探す。そのほうが自分でも気づかなかった事が見つかったり、改善の方法が分かったり、気づいたことに対してどう行動し、考えていけは良いのかがはっきりと分かるのではないでしょうか。

 

 

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