不信感

以前にジャック・ラカンの言葉をかりて日本社会の中の「本音」と「建て前」について書きました。今日はこの「本音」と「建て前」の世界が心に及ぼす影響について書いてみたいと思います。

 

この本音と建て前が日常にありふれた社会で、もし「建て前」ばかりが使われていたら、あなたは人を信じることはできますか?

 

相手が「うそ」を言っているかもしれないその言葉を信じることはできないでしょうし、その言葉を使う人をも信じることが出来なくなってしまうのではないでしょうか?これが不信感を招くことになるのです。

 

相手の本音がわからない、自分も本音が話せない。そうなると相手ばかりか自分をも信じられなくなる。何が本当で何が嘘なのか…自分も含めた「人」そのものが信じられない。

 

それがどれほどのストレスになるか・・・考えるだけで恐ろしくなります。

 

だからこそ言葉は大切に使うべきだし、使われた言葉の裏に隠された「本音」を探ることも自分の心を守る大切な作業なのではないでしょうか。

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