0か100か 白黒思考の問題点

大人になると何かにつけ「0か100かではなくてグレーを作れ」などと言われる機会が増えてきている方は多いと思います。なんでも白黒つけられることばかりではなく、残念なことに世の中の大多数は白黒つけられることばかりではなくグレーのもののほうが多いのです。

しかしそのグレーゾーンを作るには客観性と忍耐が必よなことが多く、慣れるまでに相当な時間と労力がかかることも事実です。

人はなぜ白黒つけたがるのか。わかりやすくいってしまえば、人はあいまいなことに不安を感じやすく、今すぐ結果がわからないことに対しても白か黒かという結果を当てはめることで一時的に安心を得るために白黒という極端な考えであっても冷静に状況を考える前に結論を出そうとしてしまうのです。

しかしこの0-100思考は何の忖度もない場合が多く、また、その場の状況分析・判断や先を考える冷静さにかけている状態で結論を出してしまうわけですから多くの場合あとになって「違った」「誤解した・された」などというトラブルや嫌な感情につながりやすくなります。そして、それが仕事となればミスにつながり、人間関係に当てはめれば誤解からくるいがみ合いであったり物別れであったりするのです。

もし自分がいま「結果がわからず不安だ」と感じたならば「今の私は白か黒かを安易に判断してしまう可能性があるんだ。それはちょっと待て!」と少し考える習慣だけでもつけられればこの白黒思考からくるトラブルは避けやすくなるのかもしれません。

 

 

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