強迫症状を軽くするには?

精神疾患でよく聞く病名で気分障害やパニック障害などがありますが、それと同じくらい聞く機会が増えてきた病気が強迫神経症です。これは不安から逃れるためにある特定の行動をし、その行動をやめてしまうととたんにまた不安や恐怖にさいなまれてしまうために何度と泣く同じ行動を繰り返してしまう、そのために日常生活に支障が出てしまうという病気です。

 

その症状からほんの一時逃れられる方法がとあるネットニュースに掲載されていました。方法としては、周りにいる人に「強迫症状が出たら声をかけてほしい」とお願いをしておくこと。「今あなたは強迫の症状にとらわれているわよ」と一声かけてもらうという方法です。

 

私がこの方法をあえて記事に書くには理由があります。実はこのように強迫症状にとらわれている本人はやめなければいけないとわかっていてもとめるきっかけがつかめずにいることが多いからです。たとえどのような方法でも「今自分が強迫観念にとらわれている」という事実を客観的に認識することで症状をとめる(やめる)きっかけになり得るのです。

 

しかし、この方法は一時しのぎに過ぎません。きちんと治療するためには医療機関への受診・投薬治療が必要な場合がほとんどです。治療薬に抵抗がある人もいるでしょう。それでも生活そのものに支障が出ているのであれば勇気を持って受診していただきたいのです。今自分が不安や恐怖に支配されているならば、それを薬で軽減する。それは決して悪いことではありません。その上で認知行動療法などの心理療法に挑戦するかどうかを検討してほしいのです。

 

苦しい気持ちにさいなまれ続ける暮らしから抜け出すためにはほんの少しの勇気が必要なのです。

 

お申し込み、お問い合わせは24時間受付けています。

ご予約・お問い合わせはこちら