ヤマアラシのジレンマ

ヤマアラシはご存じの通り全身針だらけです。相手に近づこうとすると自分の針で相手を傷つけてしまう・・・この構図、どこかで覚えはありませんか?友人だけでなく会社での人間関係、学校での人間関係、夫婦、恋人。いろいろありますが、私は「ヤマアラシのジレンマ」というと親と子の関係を思い浮かべてしまいます。「親だから」「子だから」言わなくてもわかるだろう・・・そんな考えを持ってはいませんか?しかし、親子だからこそ「言わなくてもわかる」ではなく「言わないとわからない」なのではないでしょうか。

 

愛したい、愛されたい、抱きしめたい、抱きしめられたい、必要としたい、必要とされたい、認めたい、認められたい、許したい、許してほしい。

 

今の家族、特に親子に関してはたくさんの言葉をのみこんで日々暮らしているように思います。が、この心の中に秘めた本当の想いを伝えずにうかつに近づくと自分の針で相手を傷つけてしまう。心を開いて自分に素直に、相手にも素直になれればお互いを傷つけ合うこともないのにそれができない。「言わなくても伝わるだろう」というこの「暗黙の甘え」は本当は「罠」なのだと言う事に気づかず、どれだけ傷つけ傷つけられてきたのだろう。このブログを読んでそう感じた人はいると思います。

 

素直になる事のなんと難しいことか。つくづくそう思います。

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