双極性障害

双極性障害にはⅠ型とⅡ型があります。一般にはうつ症状を持つ人が軽い躁状態になる状態が確認できると双極性Ⅱ型と言われることがあります。ただ、医師によるとこの診断はとても難しいらしく、うつ状態の人が通常の状態に戻ったときに「そう状態」と誤認してしまう恐れがあると聞いたことがあります。確かに、Ⅰ型のように周りから見ても明らかに躁状態とうつ状態を周期的にくりかえしたり、幻覚や妄想、せん妄のような症状がみてとれれば別ですが、軽い躁状態なら本人すら勘違いするくらい「気分が晴れやかなんです」という事もあり得ます。それだけに診断も慎重におこなわれているのでしょうけれど、病気を患っている本人も、今の自分の心がどのような状態なのかを常に「感じ取る」事はとても大切な事です。それは、病気、病気ではないにかかわらず、自分の心の状態を常に客観的に見ることが自分を見つめることにもなり、結果、病気の改善や予防につながることもあるからです。

 

こころとは目に見えないもの。だからこそ常に自分自身の心を見つめ、知ることが大切なのです。