幸せになりたくない症候群

私は幸せになってはいけないの…
私はどうやっての幸せにはなれないの…
私には幸せになる資格なんてないの…

友人や家族の相談を受けたとき、このような言葉を聞いたことはありませんか?
そしてこのようなことを言っては泣き、悲しみ、大きくため息をついては落胆し絶望の表情を見せる。

あまり聞いたことがないと思いますがこのような感情にとらわれてしまっている人を「幸せになりたくない症候群」といいます。
※これは疾患名ではありませんのでご注意を

その人の人生が喜びや楽しみに満ち、幸せであるかどうかは当人がどう感じるか・どう考えるかで決まります。ですが、何らかの理由で幸せを感じることを「怖い」と認識する人がいます。その恐怖心から逃れるために最初にあげたような「幸せになってはいけない」「幸せになれない」「自分には資格がない」という理由をつけて避けようとする人がいます。

不安・あせり・恐怖
生きていればそのような感情にさいなまれることは日常茶飯事です。ですがその感情を受け止め前向きに考えようと出来ない・したくない場合があります。なぜ?と思うでしょう。この幸せになりたくない症候群だら脱出するためには自分の中の葛藤と向き合う必要がある。それがとてもつらい作業になるからこそ避けようと「不幸のままでいる」という選択をしてしまうのです。

幸せであることを認める…とは
・今自分の回りにいる自分を助けてくれる人との関係が変わる
・自分の力で生きていくことになる
・誰かを頼るということが出来なくなる
などなど。こういったネガティブなイメージを持ってしまうがゆえに「幸せになりたくない」と思う人もいます。
そして、今ある小さな幸せを感じるということは、それまで不幸だと思っていた自分の考えを否定することになったり、何なら自分の過去をも否定することになるのでは?と不安を感じる人もいるのです。

ですが「幸せであることを認める」ということは何もそれまで生きてきた自分の苦労や葛藤、つらいと感じていた過去を否定するするものではないんです。

人は誰でも幸福を感じる権利があります。
幸福とはお金があること・仕事に恵まれること。家族との関係が温かいこと、友達がいることなど、目に見えることや誰もがうらやむ環境じゃないと感じられないものではなく自分が「幸せだ」と感じることそのものなのです。そしてそれらは恐れるものではありません。

自分は幸せになれないと自分で足かせをする必要はなく、不幸でなければ生きてゆけないということはないのです。

幸せになりたくない…それは不幸のままでいる方が自分にとって都合がよいという可能性があり、そこに気が付き乗り越えてゆく勇気があれば「幸せになりたい」と願う自分が出てくるかもしれません。

お申し込み、お問い合わせは24時間受付けています。

ご予約・お問い合わせはこちら

前の記事

皆様へのお礼とお願い

次の記事

年末年始の営業について