自粛解除になっても消えない不安

今回の新型感染症対策で全国的に自粛を余儀なくされ、やっと自粛が解除になっても今すぐ以前のような生活に戻れるかというとそうではないようです。それは新型感染症が広まり始める前の人の数や動き、意識を統計学的に見ても明らかです。以前を100%とすると今はまだそこまで戻ってはいません。人の意識にしても「休みがあるならお出かけしてあたりまえ」といった感情が、今はまだ「遊びには行きたいけど、どこまでがOKなの?」とか「本当に大丈夫なの?」といった行動を抑制する気持ちがいまだに大きくあるようです。

 

確かに自粛は解除の方向で動いています。ですが「正体のわからない・目にも見えない感染症ウィルスというものが常にまわりにあるかもしれない」と思ったら、誰だって不安になりますよね。「感染症になったらどうしよう」「自分が広める側だったらどうしよう」「命が危険にさらされるかもしれない」「仕事が出来なくなったら生活なんて出来ない」「治ったとしても偏見の目でみられたらどうしよう」「うわさを流されてしまったらどうなるの?」と、不安を出したらいくらでも出てきます。それもこれも「治療薬がないからだ」という人もいれば「ワクチンがあれば不安にならずにすむのに」という人もいるように、先がまったく見えないことが自粛が解除になったとしても消えない不安の正体なのです。

 

先が見えない、出口が見えない、今後の自分たちの生活やそれを取り巻く環境がイメージできない。

 

わからないことばかりの中で不安を感じるなというほうが無理というものです。だからこそ、イメージすら出来ない将来に対して不安を感じ、何もできないまま時が過ぎることを待つよりも、今の自分に出来ることをして見ましょう。それは自分なりの感染症対策かもしれない、自分なりの自粛のスタイルを作ることかもしれない。いっそのこと少しずつでも行動範囲を広げてみて、様子を見るのもありでしょう。

 

不安はあなたの思考と感情の中に潜んでいます。それを帰られるのはやはり自分の思考と感情、そして行動だけなのです。

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